トーマスは逃げ出した…

0700時…司令官が状況説明を始めた…何でも昨夜重要な積荷を載せたC130輸送機との連絡が取れなくなった…スティンガーによって撃墜された可能性がある…付近には輸送機の残骸が散らばっている…君らにはその残骸の回収と積荷の回収をして欲しいと…0800時状況開始すると…

面倒な事になった…本当は基地の警備か車でVIPの護衛なんてのが良かったんだが…シカタナイ…

0730時…一旦PMCベースに戻り武器装備の最終チェックを行った…俺は一人で弾薬・バックパック・簡易メディックをこなす…これ迄の経験から何でも出来なければならないと学んだからだ…
0745時…自衛隊と打合せ…自衛隊の警備護衛…特に情報小隊と行動をと…
0800時…状況開始…情報小隊と共にP24北西に在るHQへ移動し周辺を警備せよと…「意外と距離が…」と愚痴をこぼす俺にPMCリーダー11が「何いってんだ！コレで移動するぞ！」と言うので振り返ると…陸自のトラックが！…ニコニコしながら俺は荷台に乗り込んだ…

荷台にはマスクをした情報小隊員が乗っていて礼儀正しく挨拶をしてくれた…彼等をよく見ると他の陸自とは違うアーマーや装備品をしていた…なるほど噂のＳの連中だな…と思った瞬間トラックが急発進…俺は降り落ちそうになりながら海兵隊が見送るゲートを抜けレッドゾーンに入り込んだ…
長い日になりそうだ…